インディアナ州兵 イラクでの化学物質被害でKBRを告訴
2008/12/4(Thu)
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19分
インディアナ州兵としてイラクに従軍した16人が、ヒューストンを拠点とする国防総省の契約業者KBR(Kellog Brown and Root's)を告訴しました。内容は、2003年イラクにおいて、兵士たちがKBR職員の護衛を任命されたとき、KBRは有毒化学物質の存在を知りながら、兵士らに警告せず、症状が出ているのに毒物に曝し続けたというものです。
KBRの元親会社ハリバートン社は、チェイニー元副大統領が大量の株式を所有し、米軍のイラク侵攻後の復興事業を請け負い、大もうけしたことで有名です。米国の侵攻直後、州兵たちはイラク南部の水処理工場を修理するKBR職員を護衛していました。
訴状によれば、この場所は、現在知られる「最も強い発ガン性物質の1つ」である六価クロムに汚染されていました。そして、KBRは同工場が汚染されていることを知りながら、その危険性を民間人労働者や兵士に隠して作業を続けさせた疑いをもたれています。兵士の1人と主任弁護士に話しを聞きましょう。(中野)
マイケル・ドイル Michael Doyle KBR州兵の訴訟における主任弁護士。
ジョディ・アイストロップ Jody Aistrop 元インディアナ州兵で、KBRを提訴した16人の1人。
Credits:
字幕翻訳:川上奈緒子/校正:永井愛弓
全体監修:中野真紀子・付天斉