ガザ支援船団襲撃のイスラエル側の説明は穴だらけ

2010/6/2(Wed)
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世界各国の活動家が乗った非武装の船を公海上で襲った理由ついて、イスラエルの副国連大使ダニエル・カルモンは次のように説明しています。問題の船団はガザへの「人道支援」を表に掲げていたが、そこには純粋に人道支援だけとは言えないような船も混じっていた。そのためイスラエル海軍は、予期される危険に対処する目的で海上封鎖を実行した。これは国際法も認めている行為である。

他の船は妥当な行動をとっていたのに、マビマルマラ号だけは最初から態度が挑発的だった。人道活動家の他にIHHという過激派集団の活動家を乗せており、人道援助よりも挑発するこ咎目的だった。IHHはトルコだけでなく世界でも幅広く活動し、テロに関与してアルカイダとも接触がある。

イスラエル軍の攻撃に遭ったガザ支援船団フリー・フロッティラには、元米国大使として中東諸国に赴任したエドワード・ペックが乗船していました。ペックはカルモン大使の説明に対して、「真実をねじ曲げ」ており「すかすかの穴だらけ」だと反論します。(中野)

*エドワード・ペック(Edward Peck)
フロッティラに乗船していた元米国大使

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字幕:桜井まり子/全体監修:中野真紀子・付天斉