COP17 青年使節が気候正義を訴える人間拡声器のパフォーマンス
2011/12/9(Fri)
Video No.:
2
9.5分
国連気候変動会議が開かれている南アフリカのダーバンでは、世界の指導者たちが温室化ガス排出削減のための法的拘束力を持つ協定にいつまでも合意できずにいることに対して、いくつもの抗議行動が行われています。青年使節団の代表としてCOP17で演説した米メイン州アトランティック・カレッジの学生アンジャリ・アパデュライは、「世界の過半数を代表して発言します。これは”声なき者たちの声”です。私たちは会議に招かれても、私たちの要求は取り上げられません・・・チャンスはあと5年なのに、皆さんは10年くれと言う。それを"意欲的"と呼ぶなんて、私たちの世代への裏切りです」と痛烈な批判を展開しました。
素晴らしいのは演説の終わりにアパデュライが行った人間拡声器のパフォーマンスです。ウォール街占拠運動の作法に従って、「マイク・チェック!」の掛け声で聴衆に復唱を求め、気候正義の要求もまた”99%”の要求なのだということを強烈に印象付けました。(中野真紀子)
*アンジャリ・アパドゥライ(Anjali Appadurai) メイン州アトランティック・カレッジの大学生、国連気候サミットの青年使節代表。
Credits:
字幕翻訳:中野真紀子/サイト作成:丸山紀一朗