沖縄の抵抗 米兵による暴行事件や環境破壊に立ち上がる住民たち

2014/1/16(Thu)
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20分

3日間にわたる東京からの特別放送、2日目には沖縄の基地問題がクローズアップされました。沖縄の米軍基地が引き起こす問題や沖縄の歴史については、米国ではほとんど報じられていません。この島に最初に米軍が足を踏み入れた第二次世界大戦中の出来事にさかのぼって、基本的なところから説明しています。

米国にとっての沖縄と、沖縄住民にとっての米軍という両方の視点から基地問題を掘り下げる映画を製作中のジャン・ユンカーマン監督が沖縄戦からの歴史を語ります。米軍と日本軍が第二次世界大戦で最も凄惨な戦いの一つをくり広げた沖縄は約20万人の死者を出しましたが、その大半は沖縄の一般住民でした。その後もずっと米軍による占領が続き、1971年になって日本に返還されましたが基地はそのまま残りました。軍による性暴力の被害を訴える女性たちの運動を見つめてきた秋林こずえ教授が、住民の立場から見た基地問題を紹介します。(中野真紀子)

*秋林こずえ(Kozue Akibayashi):立命館大学准教授。 「軍事主義を許さない国際女性ネットワーク」(Women’s International Network Against Militarism)で活動中。

*ジャン・ユンカーマン(John Junkerman):ドキュメンタリー映画監督。沖縄の米軍基地に関する作品を制作中。主な作品に『映画 日本国憲法』『劫火-ヒロシマからの旅-』『チョムスキー9.11』がある。

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字幕翻訳:松岡碧郎 /校正:桜井まり子